SSブログ
(2015年7月より不定期掲載)
日本と韓国の裏側で暗躍する秘密情報機関JBI…
そこに所属する、二人のダメ局員ヨタ話。
★コードネーム 《 サイゴウ 》 …仕事にうんざりの中堅。そろそろ、引退か?
☆コードネーム 《 サカモト 》 … まだ、ちょっとだけフレッシュな人だが、最近バテ気味

韓国映画の箱

(星取り評について)
(★★★★ … よくも悪くも価値ある作品)
(★★★ … とりあえずお薦め)
(★★ … 劇場で観てもまあ、いいか)
(★ … DVDレンタル他、TVで十分)
(+1/2★ … ちょっとオマケ)
(-★ … 論外)
(★?…採点不可能)

『国際市場で逢いましょう』(2014)★★★+1/2★ [韓国映画]

原題
『국제시장』
(2014)
★★★+1/2★
(韓国一般公開 2014年12月17日)

英語題名
『Ode to My Father』

日本公開時題名『国際市場で逢いましょう』
(日本公開 2015年5月16日)

勝手に題名を付けてみました
『トクス爺さん一代記』
 
kokusai2.jpg
(STORY)
昔から釜山市民の台所としてお馴染みの「国際市場」。
そこに食料雑貨店を構えるトクス老人(=ファン・ジョンミン)は半ば引退した年金暮らしだったが、今も、妻のヨンジャ(=キム・ユンジン)と共に店頭に立ち、周りに啖呵を切っては煙たがられていた。
休日ともなれば、子や孫たちが家を訪れ、賑やかだ。
子供の頃に知り合った地元の友人タルグ(=オ・ダルス)とは、今でも仲良しだ。
そんな幸せ一杯のトクス老人だったが、ヨンジャと二人で釜山港を眺めるたびに、ここに来るまでの険しい道のりが、鮮烈にフラッシュ・バックする……

……トクスは元々、北の咸興南道の人間だった。
朝鮮戦争後期、半島に乗り込んできた中国軍に追われて、一家で釜山へ命かながらに逃げてきた。
興南港からの脱出行は過酷で、船に乗り込む際に、父(=チョン・ジヨン)と妹マクスンは行方不明になってしまう。
トクスと母(=チャン・ヨンナム)、下の妹クルスンの三人は釜山に流れ着き、闇市が立ち並ぶ国際市場で暮らし始める。
父とマクスンにいつかは会えることを信じるトクスだったが、彼らに探す余裕など、どこにもなかった……

……やがて成人したトクスは大金を手にすべく、幼なじみの悪友タルグと共に苛烈な競争を突破して、二カ国間協定を結んだ西ドイツへ炭鉱労働者として赴くが、そこは危険かつ劣悪な環境で、いつ命を落としてもおかしくない場所だった。
トクスは休日の街で、看護婦として働く、インテリのヨンジャに一目惚れしてしまう。

ドイツ語の堪能な彼女は、トクスにとって高嶺の花に思えたが、そのヨンジャもまた、病院の過酷な汚れ労働を強いられる、一下級労働者に過ぎなかった。
やがて二人は恋仲になり、逢瀬を重ねて行く。

そんな幸せも束の間、大規模な落盤事故が発生し、トクスとタルグは、自力では脱出不可能な場所に閉じ込められてしまう。
地上では打つ手がなく、ドイツ人経営者側は救出活動を拒否、二人は絶望的かと思われたが、己の命を顧みず、救出に立ち上がったのは韓国の同胞たちだった……

……韓国に戻ったトクスとタルグだったが、今度は韓国軍のベトナム派兵に便乗して一儲けしようと、現地に渡り、商売を始める。
しかし、そこは民間人であっても命の保証はなく、米軍基地への自爆テロでは九死に一生を得る。

やがて戦局は悪化、二人はサイゴンを追われ、遂にはベトナム脱出行を余儀なくされる。
その途中のジャングル行で、韓国軍と北ベトナム軍の戦闘に巻き込まれ、ベトナム人女性を救おうとしたトクスは足を撃たれて、一生の傷を負ってしまう……

……釜山に戻ったトクスは、食料雑貨店の主人として、ヨンジャと共に店を切り盛りするようになる。
悩みはお年頃で素行不良のクルスン(=キム・スルギ(※))だったが、そんな彼女もやがて伴侶を見つけ、結婚することに……
(※)クルスン演じる俳優はそれぞれの時代に合わせて全部で五人いる

……1970年代に入り、南北対話が始まると、韓国では離散家族探しが国家行事として大々的に行われるようになった。
そこで、生活に余裕の出てきたトクスは、興南港で生き別れになった父と妹の消息を探し始める。

そして、家族探しのTV番組放送中に、アメリカの韓国系女性(=チェ・ステラ・キム)が名乗り出てくるが、彼女は韓国語が全く話せない上、当時の記憶もほとんど無く、決め手が無い。

果たして、彼女は生き別れた妹のマクスンなのか?…
放送時間終了が迫る中、焦るトクスは、決定的証拠があったことを思い出す……

韓国現代史を背景に、トクス老人の波乱に飛んだ人生を描く、涙と笑いの大河エンタテイメント。
サイゴウ
「よくあるドメスティックでベタな家族物かと思ったんだけど、その予想を、いい意味で覆された好編だったな。ベタといえばベタな、韓国のブロックバスターらしい映画なんだけど、歴史スペクタクルであり、大河ドラマでもあったりする。でも、この題名じゃ、そこら辺が、ちょっと想像し難いと思うぞ」

サカモト
「監督は、あの『TSUNAMI(해운대)』のユン・ジェギュンだからでしょうか、いい意味で韓国の大作らしい、見所が一杯の作品になっています。この映画における本当の主人公とは、光復節から今に至るまでの【韓国現代史】そのものだったのでは?」

サイゴウ
「朴槿恵政権叩きが好きな若いリベラル派連中からすれば、過去を美化して懐かしむ【年寄り向け右翼映画】ではあるんだけど、基本的には子供から年寄りまで、誰でも楽しめる優れた娯楽作になっている。【国威高揚映画】っぽい臭いも濃厚だけど、あの『弁護人(변호인)』に若者が押しかけちゃうお国柄だから、やっぱり家族向け娯楽映画であっても、【政治臭は欠かせない】ということなんだろう」

サカモト
「この映画を【韓国版・ALLWAYS 三丁目の夕日】という表現をどこかで目にしましたけど、そういう見方をすると、日本と韓国の差異というか、溝の深さも分かる映画ですね」

サイゴウ
「【日本は相変わらず平和ボケしたお人好し】みたいな感じかな?でも、それだけ日本が色々な意味で豊かだった、ってことなんだけどね」

サカモト
「…とまあ、こういう言い方をしてしまうと、日本の一部偏屈な韓国嫌いや、お花畑系の韓国大好きな人からは敬遠されてしまいそうな映画に見えますが、今の韓国が光復節以降、どういう道のりを経て今に至るかを分かりやすく描いた【韓国現代史概論】だと思ってみれば、それなりに受け入れやすいと思いますが?」

サイゴウ
「それに【韓国現代史うんぬん】と言っても、あくまでもスペクタクルを盛り上げるネタ、それに日本人が身構えたり、警戒したりすることは全く無い。この映画で語られたエピソードを100%信じる必要はないし、ヘンだと思えば、そう言えばいいだけの話。ベトナム戦争のエピソードが日本で一番反感買いそうだけど、韓国軍の戦争犯罪を告発することが目的じゃないだろうし、主人公たちみたいにベトナム戦争にビジネスチャンスを見出して渡った人たちが実際韓国には大勢いて、そこで得たお金で故郷の家族を支えていたワケだから、【そういうことも当時はあった】という大人の醒めた視点で観た方が健康的だろうな」

サカモト
「それよりも朝鮮戦争についてのエピソードが結構あっさりしていたのは気になりましたけどね。中国市場に気を使ったからかな?とは感じましたけど…」

サイゴウ
「でも、冒頭の興南脱出行は、この映画の中でも最大の見所だろうな。VFXの出来が非常に良くて緊迫感に溢れている。朝鮮戦争の悲劇を描いたワンシーンとしても韓国映画の中では屈指の出来栄え」

サカモト
「今の日本の戦争映画大作で、あそこまで描くことは無理でしょうね」

サイゴウ
「この映画はまず、その脱出スペクタクルで【ギョッ!】と驚かされて、【何だ、この映画は想像と違うぞ!】って心掴まれてしまうんだけど、それが後々の大きな感動へと繋がるんだよな。冒頭で丁寧に戦闘&大脱出を描いたからこそ、後半での離散家族問題がリアルに浮き上がって来たと思う。言っちゃ悪いけど、日本で大ヒットした『永遠のゼロ』なんて、その志は認めても映画としてはショボショボ過ぎる。正直、自信を持って外国人には見せられないよ。その点、韓国映画で描かれる【戦争】は、多少臭くても気合が入っていて説得力がある」

サカモト
「『永遠のゼロ』を韓国の自称・愛国者連中に見せても、彼らから反感を買う以前に、【日本映画って、偉そうなこと言って、この程度かよ?】って、馬鹿にされそうですからね。残念ですが、きょうびの日本における戦争映画の限界が分かる一例かもしれません」

サイゴウ
「昔の日本の戦争映画はディテールこそ今に劣っても、中身は遠慮が無かったと思うんだけどね。日本映画が世間の目を気にしてか、当たり障りなく妙にソフト化しているのは、歴史を後世に伝える意味でも逆に危うい気がするんだけどな」

サカモト
「韓国で作られる作品のように露骨に偏っている方が、観客にとって自由な判断をしやすいという見方も出来るかもしれませんね」

サイゴウ
「さて、話を『国際市場で逢いましょう』に戻すけど、なぜこの映画が冴えているかと言えば、迫力満点の興南脱出が全体のほんの一部でしかない、ということだろう。なにせ、主人公一家が釜山に脱出した後も、ドイツ炭鉱での落盤事故やら、ベトナム脱出行やら、それだけで日本映画が何本も作れそうな、真似したくても出来ない映画的スペクタクルが続く。それを【所詮、ハリウッドもどき】とか言って、馬鹿にすることは簡単だけど、娯楽大作というものはやっぱり、【こうでなくちゃ!】と正直思ってしまうワケよ。そして、そういう派手なエピソードが主人公一家の人情話の合間で浮かないで、ちゃんとバランスよく組み込まれていることも【この映画はエラい!】と思った大きな理由の一つかな。日本映画とは別の意味でマネージメントの上手さを感じた。日本と韓国では予算や体制の違いがあるので、オレは【日本映画は韓国映画を見習え!】なんて言うつもりはないし、そう言ってはいけないことだとも常々思っているんだけど、それでも、この映画の前では、漫画や小説を原作した日本の大作のショボさ、つまらなさ、空回りぶりが、ますます浮き立って来るようで、とても悲しくなったよ」

サカモト
「劇中のVFXも全体的に完成度が高いですよね。まあ、海外のプロダクションにも出しているみたいですけど。でも、そういうやり方は日本映画でも、もっとやっていいと思います。もちろん、日本は日本でコストやプライドの面で問題があるのでしょうけど…」

サイゴウ
「韓国内でこなせるVFX自体は水準に、かなりバラつきがあるので、どこまで信用していいものやら、さっぱり分からないけど、『国際市場で逢いましょう』に限らず、ちょっと前から映画での使い方はかなり熟れて来ていて上手になったよな。『シュリ』や『ロスト・メモリーズ』が製作された当時の面影なんて、今の韓国映画には微塵もない」

サカモト
「ただし、韓国映画はデジタル方向に頼りすぎて【そこまで依存しなくても】と感じることは多いですけどね。ハリウッド映画はそこら辺、ちゃんと使い分けていると思うのですが…」

サイゴウ
「でも、日本映画だって、あんまりとやかく言えないけどな。以前はアナログに拘り過ぎて首をシメたきらいがあったけど、今は悪い意味で逆方向になっている気がする。デジタルはホント便利だし、表現の幅は広がるし、物によってはコスト削減に繋がるツールだけど、やっぱり根底にアナログ的素養が無いと自己満足のツマラナい映像になっちゃう」

サカモト
「はたまた話が外れて来たので再び戻したいと思いますが、今回の『国際市場で逢いましょう』は歴史教材としても、なかなかいいと思うのですけど、いかがでしょうか?」

サイゴウ
「この『国際市場で逢いましょう』をプロパガンダ目的の【歴史啓蒙映画】や【国威高揚映画】として観るかどうかは年齢や国籍でかなり違うとは思うんだけど、割り切って考えれば、十分教材に使える部分もあるんじゃないか。もちろん、それなりのフォローは必要だけどな。2カ国間協定やら何やらで韓国の一般人が世界中に出稼ぎに渡って当時の韓国を支えていたことは当の韓国人が忘れ始めていると思うし、日本の【韓国にうっとり】な連中は案外この映画で描かれたことを知らないか、どうでもいいと考えている人が実は結構多いんじゃないかな?誰かに踊らされた机上の空論で【日韓友好!】だとか【韓国大好き!】なんて主張する前に、韓国に興味があるのなら観た方がいい作品だと思う。もちろん、反韓派から【日本人には関係ないことだろうが!】と言われれば、それまでだけどさ…」

サカモト
「でも、お花畑系の人が観ると逆効果になるかもしれませんけどね。【やっぱり韓国は素晴らしい!それに比べて日本は…】なんて絶賛しそうです」

サイゴウ
「その逆に韓国嫌いにとっては【韓国人がまた自己陶酔している!だから韓国は…】なんて言うツッコミもあるだろうな。でも、日本でよくある【韓国への勘違い】を改めて知るバロメーターにもなりうるんじゃないのか?そして、主義主張を超えて、この映画を観て欲しいと思うのは、劇中きちんと南北離散家族問題を描いていることだ。これこそ『国際市場で逢いましょう』の一番重要なテーマとも言えそうだ」

サカモト
「主人公のトクス自身が北から逃げてきた難民ですから作劇上離散家族問題を避けて通れない、ということも大きいでしょうけどね。でもトクスが、いつもどこかで父や妹との再会を信じていて二人を探し続けていることが、この映画における過去と現在を繋ぐキーになっていたと思います。トクスの目を通して描く【家族の誕生】と【家族の再生】の物語と言えるかもしれません」

サイゴウ
「戦争でバラバラになってしまった家族と結婚して誕生した家族を交差させて描いた、というワケだ。【家族の誕生と再生】って韓国映画では毎度おなじみの定番ネタでもあるけどな」

サカモト
「韓国における離散家族探しは昔、日本のマスコミでもよく報道されていた記憶が漠然とあるのですが、最近は韓国ですら忘れているというか、どうでもいい的な扱いなってしまっているような感じがありませんか?」

サイゴウ
「多くの韓国人にとっては生活に直接影響しないから、それは仕方ないと思うよ。日本だって第二次世界大戦の扱いがマスコミで年々小さくなっているのと似たようなものだ。この映画では当時韓国で大々的に行われていた離散家族探しがリアルに再現されていて、それが最後の大団円の布石になっているんだけど、最近はホント、韓国映画の中でも見なくなった」

サカモト
「離散家族を描いた作品といえばイム・グォンテク監督の『キルソドム』が日本では知られていますけど、今じゃ、どこでも観る機会が無くなりましたね。1985年の映画ですが…」

サイゴウ
「NHK教育テレビの海外映画枠で昔は定期的に放送していたような気がするけどな。この作品に限らず、オレたちが子供の頃はTVニュースでも韓国の風物詩というか、韓国を象徴する催しとして、よく紹介されていた記憶があるんだけど、今じゃ、その報道自体がされなくなった感がある」

サカモト
「当事者の高齢化が進んでいますから、それは避けられないことなのかもしれませんが、日韓共に、もっと触れてもいい問題だとは思います。日本人だって、終戦後に家族と離散して大陸から戻って来ることが出来なかった人たちが大勢いた訳ですから…」

サイゴウ
「ただ、日本にとっては遺憾の言葉の意味であっても、ヘタに離散家族について公言しちゃうと韓国の反日利権集団に因縁つけられる口実にされちゃうから、日本ではますます誰も触れなくなってしまうんだろうな。でも韓国は日本と違って、直接関わっている当事者だから、もっと語るべきだろう。だから、物知り顔で偉そうに日本批判をしている韓国の反日連中には、【従軍慰安婦がどうたら】だとか【旭日旗がどうたら】、【靖国がどうたら】に【親日派がどうたら】の反日・反体制系クレームをSNSに上げて、はしゃぐ前に、もっと自分たちの足元周辺を見ろ!と言いたくはなる」

サカモト
「『国際市場で逢いましょう』が高齢の観客層に歓迎されたのは、そういった今では忘れられつつある記憶や人々の姿、そして自分の歩んだ人生への哀愁も大きかったと思います」

サイゴウ
「もっとも、この映画が大ヒットした理由は、韓国の年寄りにとっては【原体験】であり、若者にとっては【スペクタクル&コメディ】、家族連れにとっては【ファミリードラマ】という、どの年齢層でも面白く観ることが出来る【Multipurpose marketing】ぶりがズバリ当たった、ってことが一番なのかもしれないけどな。もちろん、銭ゲバなコンセプトだけじゃ、こんなに面白い映画は作れないけど…」

サカモト
「出演者については、もう鉄板のキャスティングなので、あまり言うべきことはありませんが、キム・ユジンが絵に描いたような韓国アジュマを演じていたのは、ちょっと驚きました。多分、ああいう役は初めてだったのでは?【ハイソなアジュマ】は時々やっていますが…」

サイゴウ
「でも彼女が劇中、【爆発パーマおばさん】になるのは後半から。若い頃のエピソードは、やっぱりいつもの【皆が憧れるインテリ在米同胞のキム・ユジン】だけどな。最初からアジュマ演っていたら、もっと愉快だったと思う。やっぱり彼女的には田舎臭くて泥臭い役を演じることは、ビジネス的にNGなのかな?当人はOKでも取巻きが五月蝿いというやつかもしれないけど…」

サカモト
「もう一人、何気で好演していたのが、やはりキム・スルギでしょう。出番が少ないのは非常に残念ですが、彼女の映画キャリアの中では、その個性が最も発揮されていたと思います」

サイゴウ
「とはいっても結局は捨て駒、単なる笑わせ役。キム・ユジンの噛ませ犬みたいなキャラだから、今回のような役で注目されちゃうと【キム・スルギ=三枚目のおブス役】ばかりになりそうで、あんまり喜べない。一度インディーズでいいから彼女を主演にした正統派ラブストーリーだとか、真面目な人間ドラマを誰かが是非撮るべきだよ。ヘタ打つとペ・ドゥナみたいな扱いをされちゃうぞ」

サカモト
「それと、こちらも出番が少ないのですが、トクスの父親を演じたチョン・ジヨンが、とても印象に残ります」

サイゴウ
「彼も最近めっきり出番が減ったよな。演技に幅が出てきて昔に比べると柔らかくなってきた感じがある。でも、オレ的には昔の鉄面皮な仏頂面の方が好きだけどね」

サカモト
「最後にまとめますと、この『国際市場で逢いましょう』は非常にドメスティックではありますが、日本人なら共感できる部分がたくさんあると思いますし、ジャンルを超えて幅広い年齢層に受け入れられる非常に優れた娯楽作だったのではないでしょうか?」

サイゴウ
「良くも悪くも液状化したキムチの腐臭がデロデロと濃厚に漂う映画だったとは思うけど、韓国という土壌だからこそ作れた映画とも言えるワケで、そういう意味でも観る価値のある作品じゃないのかな?」


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。